iPhone ついに発表!そして商標侵害

先日、ついにAppleからiPhoneが発表された。やはり話題を独占し、ITmediaなどのニュースサイトではトップ記事となった。
米国でのiPhoneの発売は2007年6月から。アジアでは2008年の投入を予定しているが、GSM/EDGE対応なので日本では携帯電話としては利用できないという。日本での発売は3G対応になったバージョンからになりそうだ。予定では2008年とのこと(かなり先の話だね)。
Appleだけあって、パッと見は今までにないスタイリッシュなフォルム。オールタッチパネルで、ボタンというボタンは見受けられない。電話という感じではない(個人的には好き)。
機能は、ビデオiPodと同等の機能に加え、ジャケットを見ながらアルバムを表示するCover Flowや、iPhoneを横向きにすると表示を自動的に横位置に変更する機能も搭載している。ブラウザはSafariを搭載し、Googleマップも観覧可能。もちろん通常PCで見ているサイトも観覧可能。
また、連続通話時間は最長5時間、音楽の連続再生時間は最長16時間とのこと。端末には対物センサーが搭載されており、iPhoneを耳に近づけるとディスプレイが消灯するほか、スピーカーからの音声出力をオフにするなど、ユニークな機能も搭載している。
機能面でも、細かいところまでこだわりがあって満足のいく新世代携帯といった感じがする。このiPhoneには200以上の特許が使われているだけあるね。すばらしい。
さて、問題の「iPhone」商標侵害で訴えられていることは、これからどうなるのだろうか。
どういうことかというと、iPhoneの商標を先に取得していたのはAppleではなく、Cisco Systemsという会社だったという。
Ciscoは2000年にInfogearの買収を通じてiPhoneの商標を取得した。Infogearは1996年3月にiPhoneの商標を申請し、数年間同名の製品を販売していた。Cisco傘下のLinksysは先月、「iPhone」という名前のIP電話機を発表している→Linksys iPhone
Appleはこのことを解決せずに、今回の発表へと踏み出した。そこまで急ぐ必要があったのだろうか。AppleとCisco・・・これからの展開に注目していきたい。
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